2013年11月27日水曜日

エノコログサ

 我家のベランダに何気なく置かれたプランター。
 そこで生長したエノコログサが午前中の光を浴びるととてもコントラストのある美しい風景に見える。


 なんということもない雑草だが、背景の紺色と相まってくっきりと浮かび上がって見える。
 自然の造形、色彩はこんな物でも美しく感じてしまう。

オオカマキリ


 その名の通り大きなカマキリ。
 子供の頃はバッタなんかと一緒に「直翅目」にまとめられていたが、現在は「カマキリ目」となっている。

 子供の頃住んでいた団地では「チョウセンカマキリ」が圧倒的に多く、オオカマキリは少なかった。
 子供仲間ではオオカマキリを採ると羨ましがられたが、コカマキリは格が低く、あまり相手にされていなかった。
 地域柄なのか、最近はチョウセンカマキリをあまり見ていない。
 カマキリというと秋にセイタカアワダチソウにとまって餌を待っているイメージがある。
 小学校の帰り道に「大家の土地」と呼ばれる大きな牧草地があった。
 その周りのフェンスにセイタカアワダチソウがよく生えていて、そこでよくカマキリを捕まえていた。
 セイタカアワダチソウで捕まえたカマキリを各々みんなで持って、イチモンジセセリなどを捕まえては食べさせていた。

 カマキリというと「偽瞳孔」を連想する。
 どこからカマキリの複眼を見てもこちらを見返しているようにみえる。
 小さな黒い点がいつもこちらを向いているのである。
 子供の頃はこれが不思議でしょうがなかった。

ウスバキトンボ


 東京あたりでは夏にどこからともなくやって来て、どんどん数が増えて秋にいなくなってしまうトンボ。
 漢字にすると「薄翅黄蜻蛉」になるのだろうか。
 ひ弱な感じのするトンボであることは間違いない。

 このトンボはよく母方の田舎で見ていた。
 自分の住んでいた千葉県では余り見ることはなく、夏休みに母方の田舎に行くと河原の近くの空き地に沢山飛んでいた。
 アキアカネなどを見慣れている自分にとって、茶色と薄い灰色の組み合わせの色調は違和感があり、ちょっと手荒に扱うと潰れてしまう身体のこのトンボは好きではなかった。

 田舎で父にこのトンボの名前を聞くと、「ウスバキトンボだけど、このトンボはお彼岸の頃にやってくる。ご先祖様と帰ってくるから「精霊蜻蛉」と言うんだよ。」と教えてくれた。
 そんな話を聞いてますます捕まえる気がなくなったトンボである。

 昼間は殆どの時間飛び回っているが、夕方になるとこのように群れてとまっているのも変な習性である。

ハンバーガー

 今朝の朝食にハンバーガーを作ってみた(朝から重いメニューか?)
 まずはパテ作り。
 タマネギのみじん切りを入れようかと思っていたが、なんとなく身体がだるく熱を測ったら36.8度。
 このところずっと熱が下がらず、体調が思わしくない。
 だるさが面倒臭さとなり、塩と片栗粉を加えて終わりにしてしまった。
 適当な大きなに丸めて、フライパンに放り込む。
 予定以上に分厚くなってしまったので、蓋をしてしっかり熱を通す。


 まず両面を軽く焦がし、肉汁が逃げないようにするための壁作り。
 この間に一緒に入れる野菜を準備。
 熱が通らなくても食べられるものとして今日はパプリカ(たった一種類のみは寂しいなぁ)。
 こんなふうに適当に切った。


 バンズは最初から切れているもので、妻が買ってきたもの。
 これだと処理が楽でいい。


 まだパテ(ハンバーグか?)に火が通るのに時間がかかるので、この間にコーヒーを準備。
 いつもながらにいい加減。


 パテにはじっくり火を通し、子供の箸を突き刺して澄んだ汁が出てくれば焼き上がり。
 バンズに乗せて、パプリカを乗せ、ケチャップを。
 子供も食べるので本来かけたい胡椒はオミット。
 好みでチーズもありだけど、朝から重すぎるのでやめた。


 オーブントースターで5分ほど温めて出来上がり。
 いつもどおりいい加減朝食のできあがり。


モミジ

 昨日の出張先でのモミジ。


 見事に赤くなっていた。


 背景が暗いとより一層赤い色が映えてくる。
 京都あたりは今頃紅葉が見頃なのだろうか?
 いつかは紅葉の時期の京都に行ってっみたいものだ。


 モミジが真っ赤になる中、ハンノキはまだ緑色で頑張っていたがずいぶん葉の量は少なくなっていた。

2013年11月19日火曜日


 今朝、出勤する時に駅から見えた月。
 ほぼ満月で、明け方にきれいに見えていた。
 満月に近いと早朝に月を見ることができるが、薄明るい空に見る月もとても好きである。

2013年11月18日月曜日

ムラサキツバメ

 先日、千葉の幕張に行く機会があった。
 驚いたのはムラサキツバメの死骸を見つけたこと。
 東京でも見る機会があるという話は聞いていたが、幕張でも見つけるとは…
 ツマグロヒョウモンにしてもそうだが、昔あこがれていた南の蝶が見られるというのはうれしいことでもあり、違うような複雑な気持ちである。


竹垣

 買い物の帰り、通ったことのない道を歩いてみた。
 そこで出会ったのはきれいな竹垣だった。


 この竹垣を見ていると、なんとなく子供の頃に戻った気持ちになった。
 昔はこんな風景よく見かけたなぁ。
 竹垣にナンテンが実をつけていた。


 緑に映える赤である。
 残念ながら写真ではそれが全然表現できなかった…

 撮影中に一匹のツチバチが飛んでいた。
 残念ながら撮影できなかったが、まだ頑張っているんだなぁと思った。

クレーン

 妻によく呆れられるのだが、クレーンが好きである。
 もともと模型作りが好きで、模型で表現されたいろいろな構造を解析するのが好きである。
 ここはこうなっていて、これが動くとそれがこう動くのか、などということを連々考えるのがたまらなく好きなのである。
 ワイヤーと滑車、トラス構造とクレーンには好きな要素が沢山詰まっている。
 それ故こんなのとか


 街中でよく見かけるけれども、じっと見入ってしまうのである。
 今日はこんなのも見て動きの面白さにしばらく足を止めてしまった。


実り

 買い物をしに行って見つけたアカシデ。
 アカシデ、イヌシデは実が面白い感じで好きである。
 雑木林によく見られるのも好きな理由の一つ。


 まだ葉はついているが、冬芽も順調に育っている。


 もう冬が近いんだなぁ。

紅葉黄葉

 昨日は天気もよく、暖かな一日だった。
 今年はけやきの黄葉がきれいな気がする。


 黄葉なのか紅葉なのかオレンジだと微妙である。


 見上げると空の青とコントラストが美しい。
 やがて茶色になって散っていくんだなぁ…

豚の角煮の6

 前日に煮込んだ豚肉、翌日の朝にはすっかり冷えてこんな感じになっていた。
 鍋の表面には分厚い脂の層が!


 とった脂。
 結構いい量で、そのまま捨てると排水管にベットリ着きそうだったので袋に入れて生ごみとして処分。


 脂がなくなるとこんなに澄んだ煮汁になる。


 後は味付けの煮込み。
 今回は妻がやってくれた。
 醤油、砂糖、日本酒と風味付けのネギ。
 

 皿に盛りつけて、食べよう!
 これは前回とほとんど同じ写真だなぁ…


 今夜はこれをやりながら食べることにした。
 飲んだことはなかったが、なんとなく名前で買ってしまった。


豚の角煮の5

 先日、豚の角煮を作って食べたのだが、もうちょっと量が食べたくなり、また作った。
 今度はバラブロックを2本用意した。


 値段は1本400~500円程度で購入。
 火を入れる前に脂を出しやすくするため、一口大にカットした。


 今回は脂をできるだけ落としたいと思い(量が多いので摂取する脂の量も恐ろしく増えてしまう!)、まずはフライパンで加熱。


 脂の多い面がフライパンに着くようにし、とろ火でじっくりと火を入れた。
 脂が出てきたところで、ひっくり返し、一応全部の面に火を入れた。
 そして最後に最初に熱した面を熱して十分に脂出し。


 こんなにも脂が!!!


 フライパンから肉を取り出し、表面をぬるま湯ですすぎ今度は煮込み。
 十分に脂をとったと思ったのだが、まだ脂が出てくる!
 

 3時間ほど煮込み、この日の作業はここまで。
 そのまま冷やして、後は翌日作業。
 

ニワハンミョウ


 小学校1年の春、誕生日の翌日家族で千葉の養老渓谷に行った。
 自分の誕生日の翌日は兄の誕生日で祝日であり、なおかつ父の休みが重なったため家族全員での小旅行となったのである(この後この場所には家族で何回か行き、思い出深い場所である)。
 この時初めて見た虫のうちの一つがこの「ニワハンミョウ」。
 養老渓谷にはハンミョウもいて、その美しさにたちまちとりこにされてしまった(これが今に続くわけである)。
 その頃も虫が大好きであったが、知識がそれ程もあるわけではなく、父も結構虫の名前は知っていたがニワハンミョウは知らなかったようである。
 暫くの間我が家ではニワハンミョウは「ハンミョウのメス」という扱いになっていた。
 ハンミョウとニワハンミョウをそれぞれ2~3匹づつ持ち帰り、死んでしまうとワイシャツについている虫ピンを刺し、標本のようにしていた。
 まだ当然標本箱はなく、かまぼこの板にとめただけのものであった。

 写真のニワハンミョウは前翅の途中で色が変化している個体である。
 これまでこのような個体はこの個体しか見たことがない。

2013年11月16日土曜日

豚の角煮の4

 この間の角煮は、結局こんな感じで食卓へ。


 煮汁は器に取らなっかたので再利用可能。
 コラーゲンたっぷりでプルプルの煮汁は捨てるのがもったいないので、妻の弁当へ転用。
 まず入れる具材の準備ということで、大根と人参を切ってレンジでチン。
 これで下茹で無しでいきなり煮こむことができる。
 

 で、鍋の煮汁に豚コマと人参・大根を入れてコトコトやって出来上がり。


 簡単にできる一品であった。

2013年11月13日水曜日

豚の角煮の3

 先ほどまで冷ましておいた角煮。
 今日のように気温の低い日は結構すぐ冷める。
 少し脂が固まってきたので、除去。
 


 表面に濁ったようにみえるのが脂。
 これをとったら再び火にかけ味付けをして再び煮込み。


 後はネギなんかを入れて、今晩一晩寝かしたら食べられるかな。

武蔵

 虫の他に艦船や飛行機の模型も作っている。今年の夏F社から同社が発売している戦艦武蔵用のエッチングパーツが発売された。
 買おうと思っているうちに時は過ぎ、気が付くと生産終了に…
 半ば諦めてはいたが、この辺りで一番品揃えのいい模型店に行くとまだ1つだけあった!
 早速購入して中を見てみると


 あれ?2番と3番主砲上に25mm三連装機銃がついている。
 最近の考証ではこういうことになっているの?
 この状態は大和の最終時じゃないの?
 パッケージは確かに「戦艦武蔵用」と書いてあるし、他のパーツは確かに武蔵用だ。
 なのになぜ?
 それはさておき、このパーツを実際に使うのはいつになるのだろう?

豚の角煮の2

 先ほどに始めた豚バラ肉。アクが出るのでそれをすくい、さらに煮こむ。そろそろかな、という感じ(あくまで自分の主観による。もう1時間以上煮ているので火は通っているはず。)になったら一度鍋から取り出して、ぬるま湯で洗い表面についたアクなどをとる。
 そして再び鍋に入れた状態がこれ。


 ずっととろ火で煮ているので汁に濁りはない。もう一煮したら冷まして表面に脂を固まらせてそれを取り去る。
 本当のやり方とはだいぶ違うんだろうなぁ…

まもなく

 先ほど我が家から見た夕景。
 昼ころは素晴らしくよく晴れていたのに、また雲が出てきた。
 あ~ もう今日も終わっていく~。


豚の角煮

 昨日今日と久し振りの連休。仕事もやらなくてはな、と思っていたが全くモチベーションが上がらず。年賀状の買い出しなどをやり、夕飯はどうするか?冷蔵庫の中に先日妻が買ってきた豚バラブロックがあったのを思い出した。
 とりあえずカットして鍋の中へ。しばらく煮込んで脂が出るのを待つことにしよう。
 昔はよく炊飯器で作ったなぁ、これ。


セアカヒラタゴミムシの2

 昨日展足したセアカヒラタゴミムシ。昨日は虫ピンで体を押さえていたこともあり、触角などの形状修正が不十分だった。今日はある程度身体が固まったことを見越して微修正。


 こんな感じに仕上がっている。触角はまだ修正の余地ありだが、これ以上いじるとポッキリいってしまいそうなのでこの程度で終了。髭類もちょっと整えた。
 他に展足しているものがこれ。


 ムネアカセンチコガネのオス。これは昆虫文献六本脚から出版されている「日本産コガネムシ上科図説(普及版)」に書かれている標本の作成法に基づいて標本作りを行っている。左前脚のふ節が失われているのがちょっと残念。


 この虫の魅力はオスの頭部にちょっと突き出たツノと前胸背板の肩にあるイボ。小さいくせに魅力的な形状である。色彩も結構気に入っている。

ルリタテハ


 小学校4年くらいだったと思う。団地に住んでいたので、ルリタテハはその頃までほとんど見たことがなかった。父は交代勤務で昼に出勤して夜帰って来る日もあった。ちょうどそんな父が昼に出勤する日のことだった。

 日曜日だったので父を駅まで見送りに行く途中、住棟の壁に1頭のルリタテハがとまっていた。最初に見つけたのは父だった。父に「ルリタテハだ!珍しいな。採ってやるから網を取りに行ってこい。」と言われ、急いで網をとりに家に帰った。秋だったので虫取り網はなく、タモ網を持って行ったような気がする。
 ルリタテハはまだおり、父が言葉通り捕まえてくれた。

 「兄ちゃんに標本にしてもらいな。」と父は言うと出勤していった。家に戻り兄に標本にしてくれるよう頼むと、兄は家にあった段ボールで即席の展翅板を作ってくれた(この頃は今のように物が溢れているような時代ではなかった)。虫ピンもまともなものがなく、ワイシャツについていたやつのような短い虫ピンを刺して展翅してくれた。初めて見る「展翅」という技法だった。

 展翅が終わると「いつはずせるのか」が子供には一番の感心事である。大人のように気が長くないから、夜にははずせるものと思っていたがそうはいかなかった。でも、待ちきれずに2~3日ではずしてもらったような気がする。

 展翅板からはずされたルリタテハは標本箱に収められた。標本箱は工作用紙のような厚紙で兄がこのために作ってくれた。虫ピンを刺すところには小さく切った消しゴムが付けられていた。蓋はなく、セロファンがはられていた。箱の外周はスプレーで茶色く塗られていた。これが自分で手にした初めての蝶の標本だった。

 作ってもらった展翅板は、暫くの間標本作りに使われ続けたのだった。標本作製道具が中々手に入らなかった時代の話である。

2013年11月12日火曜日

セアカヒラタゴミムシ

 先日退社しようとすると明かりの下にセアカヒラタゴミムシがいた。このゴミムシはよく見るのだが、それゆえに捕まえてはいなかった。10月末であったので、そろそろ見納め?という感じもあって捉えた。
 肉類を食べる昆虫は標本にした後結構臭いがきつくなる。このため腹の中をすべて出させて少しでも臭いを抑えようと考え餓死させることにした。
 死んだ後はこの状態で固まっていた。まるで生きているようである。



 これをいつもどおりの軟化を行い展足しているものがこれである。


 これもスキャンする予定であるので体に虫ピンは刺していない。
 このゴミムシは個体によって色彩差が多く、この個体は翅の色が黒っぽい。
 ゴミムシ類は最近脚はどのように揃えるのがトレンドなのだろうか?