2014年4月29日火曜日

ヒメツチハンミョウ

 今日は兄夫婦とうちの家族で市原に行ってきた。
 天気は今ひとつであったが、特筆する出来事があった。
 

 ヒメツチハンミョウと思われるが、このツチハンミョウを4匹も見た。
 こんなにたくさん見たのは初めてである。
 毒を持っているのでさすがに素手で触ることはしなかったが、青いメタリック調の身体は美しい。

 結構長い距離を歩き疲れたが、ニホンザルも見ることができた。
 暗いところにいたので証拠写真にしかならなかった…


2014年4月28日月曜日

里山

 今日は妻の提案でとある里山に行ってきた。


 懐かしい風景が広がっており、田んぼや林が身近な場所であった。
 林の中に粗朶山があり、行ってみると何種類かのカミキリがいた。


 こちらはヒメクロトラカミキリ。


 このカミキリもよくいたのだが、名前がわからない。
 

 アカハネムシもたくさんいた。
 田んぼの近くではシオヤトンボが飛んでおり、久しぶりに多くの個体を見た。


 まだまだミヤマセセリも頑張っていた。


 その反面こんな外来種ものんびりしていた。


 ウシガエルである。
 こんな場所を提案してくれた妻に感謝である。
 楽しい誕生日を過ごすことができた。

マルカメムシ

 樹木の調査をしていたところ、足元のクズに何やら固まりが…


 マルカメムシの集団である。
 なんでこんなに集まっているのだろう?
 ちょっと近づいて何枚か写真を撮ると、こちらに気づいて蜘蛛の子を散らすようにみんな飛んでいってしまった。


 写真左上の方で、逃げている。
 これだけまとまっていると臭いだされたらたまらないだろうなぁ…

ヒラタアオコガネ

 先日行った公園で、芝生の上を30cmくらいの高さで何かがたくさん飛んでいた。
 よく見るとコガネムシのようである。
 こうなると、正体を確かめたくなって、追ってみたがよくわからない。
 地上に止まるものがいたので、すぐさま寄ってみた。


 小ぶりではあるが、中々美しい色をしたコガネムシであとで調べるとヒラタアオコガネだった。
 幼虫は芝の害虫らしいが、成虫は芝生ではなくコナラどの葉を食べるらしい。


 見にくいが腹側には白くて長い毛が密生している。
 そんなところが可愛いなぁ、と思えてしまった。

2014年4月21日月曜日

オオコクヌスト

 先日枯れたばかりのアカマツにヒトクチタケというキノコが生えていた。


 このキノコには色々虫が来るらしいので中を探ってみると、一匹の甲虫がいた。


 取り出した時は全身に象牙色の粉をかぶっていてなんだか分からなかった。
 おそらくゴミムシダマシかキノコムシの類だろうと思ったのだが、図鑑を探してもその手の出ているページでは一向に見つからない。
 色々探してみるとやっと行き当たったのが「オオコクヌスト」であった。
 マツの中でキクイムシやカミキリの幼虫を食べることから、マツノマダラカミキリの天敵として注目を浴びたが、実際の効果についてはまだ不明のようである。
 

モモブトカミキリモドキ

 15日に採集したモモブトカミキリモドキの展足が終わったので、スキャンしてみた。




 最後の画像は♀である。
 こうしてみると♂は後ろ脚の腿だけでなくスネも太いことがわかる。
 また、老眼のせいか肉眼だと分からなかったのだが、前胸背板に一対の窪みがあることも分かった。
 しかし、小さい昆虫の展足はうまくいかない。

2014年4月15日火曜日

横浜にて

 今日は大学生の時に卒論の調査に行っていたフィールドに行ってきた。
 卒業後も何度か行ったが、それからもう20年以上が経っていると思う。
 公園化されてからは全く行ったことがなく、周辺の団地が建て替えられたことも知らず、駅に降り立ってからほぼ浦島太郎状態であった。
 谷津田の脇の道を歩いてみたが、記憶が明らかにずれている。
 「確かここはこうだったのだが…」と思いながら歩いても、まるで別の場所を歩いているようだ。
 それでも、芽が吹いたばかりのコナラなどを見ながら歩いてみた。


 コナラは芽が吹いてすぐだと葉に銀色の毛をまとっていて、それがなんとも言えない色合い。
 今日のお目当てはモモブトカミキリモドキ。
 タンポポの花はたくさん咲いているのだが、一向に見当たらない。
 時期は間違っていないはずなのだが…
 やっと一匹見つけた。


 しかし、残念ながら後ろ脚の腿の細いメス。
 探しに探したが、確認できたのはこの一匹のみ。
 この他ヒメアカタテハがきれいな姿を見せてくれた。
 越冬後なのにとても綺麗な姿だった。


 しばらく歩くと、今度はアカタテハ。
 こちらはだいぶ翅が傷んでいた。


 園内を結構歩いたが、モモブトカミキリモドキはそれ以降全く見られなかった。
 それにしてもだいぶ景色が変わっていた。
 昔はなかった池などがあり、それはそれで生き物にはいいことなのだろうけれども、どうもしっくり来ない。
 ちょっと悔しいので近傍の公園区域から外れた谷戸に行ってみた。
 そこにも在来種と思われるタンポポがたくさん咲いており、ツマキチョウがせわしく羽ばたきながら産卵していた。


 羽化したてのきれいなツバメシジミのメスやベニシジミも見られた。


 そして、いた、いた!モモブトカミキリモドキのオス!
 

 この場所ではオス、メス共に見ることができたが、公園化された区域では見られず、民地ではよく見られるのはどうしてなのだろう?
 何か皮肉なようなものを感じてしまった。

2014年4月7日月曜日

ルリタテハ

 続いてはルリタテハである。
 路にヒオドシチョウとともにとまって日光浴をしていた。
 ヒオドシチョウより警戒心が強く、写真を撮ろうと近寄るとすぐに飛んでいってしまう。
 やっと撮れてもこんな程度。


 何度か追い回していると、他の路に飛んでいってしまった。
 しつこく追いかけると、柵にとまっていた。
 今度はなぜか近寄っても逃げない。


 もっと近寄れるか?と腕を伸ばしてカメラだけ近づけてみると、最接近撮影可能距離よりも近づくことができた。


 複眼の模様がなんとも美しい。
 ルリタテハの胸に生えている毛は水色っぽい色をしておりきれいだ。
 これも撮影したくなった。


 少ししか写っていないが、何とか撮ることができた。
 翅を開き始めたので、後ろに回った。


 露出がうまく合わない。
 やはり安いカメラだとこのへんの調整が難しい。
 まだ逃げないので模様のアップを撮ってみた。


 瑠璃色の帯が美しい。
 よく見ると帯の中に黒点がある。
 妙におしゃれな感じである。

ヒオドシチョウ

 今日見たヒオドシチョウは越冬個体で、翅はそこそ傷んでいた。


 表から見ると翅の縁の黒い帯がなくなって、擦れて鱗粉が剥げているところも結構ある。


 翅を閉じると縁がボロボロなのがよく分かる。


 なかなか逃げなかったので、ずっとそばに寄ってみた。
 4本脚で踏ん張って立っている。
 もう少しすると次の子孫を産んで生涯を終わってしまうのだろうなぁ。

春の雑木林

 今日は用事ついでによく行っていた丘陵に行ってきた。
 既に春爛漫で、花は咲き新芽が芽吹いていた。


 自分にとって春の花といううと、まずこの仲間、スミレ類である。
 昔から好きな花で、娘の名前にも「菫」というこの一字を入れた。
 写真はコスミレである。
 それから、やはりサクラとなるのだが、サクラの中でも最近はこれが一番好きである。


 ヤマザクラである。
 昔は葉と花が同時期なのがあまり好きではなかったが、最近は葉の色にも魅せられてしまいファンになってしまった。

 この他にもスミレではタチツボスミレがたくさん咲いていた。


 コウヤボウキの種と同じ時期に見られるところが季節の変わり目といった感じで、何とも良い。


 こちらは満開となっていたウグイスカグラ。
 

 既にモミジイチゴも開花していた。
 この花を見ると、早く果実が食べたくなってしまう。

 昆虫では蝶は以下のものを見ることができた。

ナミアゲハ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、キチョウ、テングチョウ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、ミヤマセセリ

 以下、写真を撮れたものを羅列する。


テングチョウ


ルリタテハ


ヒオドシチョウ


キタテハ


ミヤマセセリ

 蝶ではないが、ビロウドツリアブもたくさん見ることができた。


 特徴的な口吻と翅の模様が面白い。


 これは名前がわからないが花粉をたくさんつけたハナバチの仲間。
 やはり虫がたくさんいる季節は面白いなぁ。

2014年4月4日金曜日

サクラ2

 今日は子供が風邪を引いたので病院に連れて行った。
 その途中で用水路を渡ったのだが、河岸はシダレザクラが植栽されている。
 ちょうど見頃で、美しい桜を堪能できた。


 子供達も欄干に掴まってサクラを見ていた。
 そして花びらが落ちるのを楽しそうに眺めていた。


 そう言えば上の子のジャンバーも桜色だった。
 のんびりした花見だ。