2014年7月31日木曜日

石垣島三日目

 三日目は朝、宿泊している白保の集落を散歩した。
 こういう散歩は楽しい。
 まだ見たことのないカメムシを見つけた。


 アシビロヘリカメムシというカメムシで、ゴウヤなどを食害するらしい。
 色彩といい後ろ足といい中々本州では見られないものだ。

 その後、川平に向かう。
 川平は有名ではあるけれども、どこかひっそりとした感じの観光地であった気がしていたが、すっかりメジャーな観光地に変貌し、環境は大きく変わっていた。
 蝶の姿はめっきり少なかった。
 そんな中でもアオタテハモドキなどは少ないながらいた。


 蝶を諦め、別の目標にターゲットをシフト。
 ここではタテジマハンミョウが昔採ったことがあるので、それを探す。
 農道に入るのだが、果たして農道が残っているか不安であった。
 しかし、いた!


 他のハンミョウにはない模様である。


 でも、正面は他のハンミョウと同じである。
 石垣島はハンミョウにとっても暑い場所なのであろう。
 草陰に隠れて日差しを避けている個体もよく見られた。


 この後米原に向かいヤシ林を見た。
 初めてじっくりと見たヤシ林では、イシガキニイニイの説明があったが、時期が遅いせいか鳴き声を聞くことはできなかった。

2014年7月29日火曜日

丘陵地

 いつもの谷戸の昆虫が少なくなってきたので、別の丘陵地に行ってみた。
 目についたクワを眺めていると、何種類化の昆虫が見られた。


 まず目についたのがカブトムシ。
 なんでクワにいるんだろう?
 樹液らしい樹液はでていなかったが、もう一匹いたので樹液が出ていたのかもしれない。
 シマトネリコの樹液にも来るらしいが、樹液ならなんでもいいのか?


 次に目についたのが、ヒメヒゲナガカミキリ。
 各種広葉樹に付くようなので、クワにたまたま来たのだろうか。
 この他、キボシカミキリも見ることができた。

 近くにスダジイが生えており何気なく見ると、こんな傷が…


 シロスジカミキリの産卵痕のようである。
 良く見ると、脱出痕もたくさん見られた。


 シロスジカミキリと言うと、ホストはクリ、クヌギ、コナラというように思っていたがスダジイにも付くのか。
 図鑑にもシイ類と書いてある。
 案外食性は広いようである。
 さっきのクワがそこそこ昆虫がいたので、別のクワも見てみた。
 そこで見たものは…


 ヒメカマキリモドキであった。
 警戒心が強く、横の姿を撮ろうとしても、直ぐに頭をこっちに向けてしまう。
 挙句の果てにぷいっと飛んでいってしまた。
 
 ここの丘陵地にはアカマツも分布しているが、勢力は弱くなっている。
 こういうところにはやはりそれなりの昆虫がいる。


 アカハナカミキリが数匹飛んでいた。
 ウバタマムシも見ることができたが、こちらは写真を撮る前に逃げられてしまった。

2014年7月28日月曜日

青?

 今年、よく見ることができた青いやつ。


 ラミーカミキリである。
 なぜかアオギリに集まっていた。
 美しいカミキリなのだが、警戒心が非常に強い。
 写真を撮ろうと近寄ると、すぐにこちらの気配を感じて飛んでしまう。
 ならばと、腕だけ伸ばして撮ったのがこの写真。
 図鑑にも、よく落ちて逃げると書いてある。
 きれいなくせに、写真を撮るには厄介な種類であった。

2014年7月26日土曜日

暑い!

 梅雨が明けてから毎日ものすごい暑さである。
 我が家ではエアコンが効いているのか?という暑さである。

 昨日は久しぶりにいつもの谷戸に行ってみた。
 林の中はちょっと涼しいが、出るとものすごい暑さである。
 樹液のでていたコナラも樹液が枯れていて、昆虫は少ない。
 カミキリも少なくて目立ったのはナガゴマフカミキリだけだった。


 しかし、こいつらにしてもタカラダニを付けた奴が多かった。
 蝶ではムラサキシジミが多かった。


 しかし、全然翅を開いてくれず…

 今日やたらいたのはマメコガネだった。


 ちょこちょこ動き回るので、ブレてしまっている。
 多いところでは網ひとすくいで6匹も採れていた。
 結局、カミキリの収穫はなかった。

2014年7月21日月曜日

石垣島二日目

 前日に泊まった宿の庭に大きなクモがいるというので確認。
 見ると、どでかいオオジョロウグモがいる。
 私の持っているガラケーと一緒に写して大きさの比較。


 初日の雪辱を果たすべく、再びバンナ公園へ。
 この日は前日の失敗を繰り返さないようにガイドブックを持って現地へ。
 昨日に引き続き蝶影は少ない。
 多く見られたのはおそらくシルビアシジミと思われるこのシジミチョウ。


 後はイシガケチョウ、ナミエシロチョウ、タイワンキチョウ、カラスアゲハなどがちょろちょろ。

 途中で見つけたこの場所。
 おそらく、昔のガイドで「裏バンナ植物園」と紹介されていた道への入口。
 全く廃道になってしまっている様子で、行けそうにない。
 ハブも怖いので、この先に行くのは諦めた。


 バンナ公園を後にして、平久保崎へ。
 景色は相変わらず綺麗であったが、風が強く、昆虫は見られず。


 夜にクワガタは採れないかと、バンナ周辺を車で流してみた。
 街灯やら自動販売機やらを廻ったが、いたのはこのオオヒキガエルばかりであった…


 

石垣島初日

 台風一過の石垣島、島に到着して、まずは買い出しをした。
 羽田で飛行機に乗る時、殺虫用に持ってきた冷凍スプレーを預けようと思ったいたのだが、「火気厳禁」と「殺虫成分が含まれている」という表示により没収されてしまった。
 このため、このスプレーを調達する必要があったので、ドラッグストアーへ。
 意外にもあっさり手に入った。
 その他いろいろ買って、思い出深いバンナ公園に向かった。

 バンナ公園は十数年前とは大きく変わっていて、どこがどこだかよくわからなくなってしまった。
 とりあえず歩いて行くと、園路際のスーパーキングにカラスアゲハやクロアゲハが来ていた。
 林内に入っていく道を進んでいくと、園路にこのチョウが吸水に来ていた。


ナミエシロチョウである。
 全体に個体数は少ない。
 

 昆虫が少ない中、トカゲ類が見られた。
 とても綺麗なサキシマカナヘビ。
 上手に木の上に登っていく。


 木に登るといえば、やはりこれ。
 キノボリトカゲ。
 子供達にトカゲは大人気だった。

 蝶はというと、見られてよかったのはこれ。


 コノハチョウ。
 沖縄県の天然記念物なので、持って帰りたい気持ちを抑えて観察のみ。
 昔に比べて個体数が多かったのはカバタテハ。


 あちこちで見ることができた。
 公園内ではこの他タテジマハンミョウも見られたが、大した収穫もなく初日は終わっていくのであった。

2014年7月13日日曜日

石垣島


 10~13日で石垣島に行ってきた。
 台風が通河した直後だったので、迷蝶でも、とワクワクしていたのだが…

 率直な感想だが、なんでこんなに?というほどチョウがいなかった。
 今年が極端なハズレどしなのだろうか?
 地元の方にも話を伺ったが、チョウは減っているようだ。
 街路樹のハイビスカスの様子は変わっていないように思う。
 しかし、そこには蝶の姿はなかった。
 10数年前に行った時には沢山のチョウがいた川平は新たな道路が整備され、リゾート施設が予定され、あまりにも環境が変わっていた。
 同じく、チョウがたくさん見られたバンナも樹林が減り、芝生広場ばかりが目につくように思えた(個人的な感想だが…)。
 変わってしまったなぁ…という気持ちで帰ってきた。
 夜にあちこちの自動販売機や街灯の下を回ってクワガタなどを探したのだが、クワガタはゼロ。
 よく見られたのはオオヒキガエルだった。
 この先この島はどうなってしまうのだろう?
 愚痴ばかり書いてもしょうがないので、次回から楽しかった記事を幾つかUPします。

2014年7月4日金曜日

樹液酒場3

 月も改まったので、樹液酒場に行ってみた。


 まだまだフシキキシタバが頑張っている。
 でも、やはり個体数は減ってきているし、汚損した個体も増えてきた。

 そして7月になると当然コイツが現れる。


 ピントが超甘だがコシロシタバ。
 まだまだ新鮮で、とても美しい。
 そしてコイツも忘れてはいけない。


 ノコギリクワガタ。
 ちょっと小ぶりではあったが、カブトムシのいない雑木林では王者であろう。
 
 何かバリバリ音がしているので、そちらを見てみると…


 ヤブキリがフシキキシタバを食べている。
 さっきまで樹液をなめていたと思ったのだが…
 こんな時間でも弱肉強食の厳しい現実が…

2014年7月1日火曜日

家にて

 妻から「ベランダの窓の桟に何か蛹のようなものがある。なんだろう?」と言われていた。
 今日外出先から帰ってみると窓の桟にモンシロチョウがとまっていた。


 妻が言っていたのはどうもコイツだったらしい。
 しかし、コイツはどこからやって来たのだろう?
 幼虫も蛹も採ってきた覚えはないのだが…

 十分に翅が伸びきっていたので、屋外に放してやった。

アメンボ類

 今日はあまりにカミキリが少なかったので、散策している時間が長かった。
 斜面の裾沿いに細流路があったので、覗いてみるとアメンボ類がいた。
 確実に種名がわかったのはシマアメンボのみ。
 その他は2種類だと思うのだが、自信がない。
 その内の一種。


 2匹いるが、多分同じ種類だろう。
 おそらく、ヒメアメンボではないかと思う。
 写真で気づいたのだが、流路の底にイトトンボのヤゴがいた。

ルリボシカミキリ

 今日もいつもの谷戸に行ってみた。
 まずは恒例の粗朶山でのカミキリ探し。
 しかし、前回同様ほとんどカミキリがいない。
 キイロトラカミキリを見つけ、ちょっとホッとするも、ちょっと様子がおかしい。


 良く見ると頭がない。
 死んだ個体であった。
 しばらくあちこち探すもいるのはハエばかり。
 仕方なく粗朶山を後に他の虫を探しながら歩きまわっていた。
 
 リンナイの枯れたカキの木を見ていると、カミキリらしいいシルエットが見えたので良く見ると、!ッ
 ルリボシカミキリじゃないか!


 都内に分布域を広げているというのはネットの情報などで知っていたが、本当にいるとは!
 しかもこの個体、中々動かない。
 しめしめ、と思って写真を撮っていると急に飛んだ。
 よって写真はこのアングルのみとなってしまった。

 いたにはいたが、今日確認したルリボシカミキリはこの1頭のみであった。