2014年9月30日火曜日

ヒゲコガネ

 昨年はあまり見られなかったが、今年は通勤途中でヒゲコガネをそこそこ見ることができた。
 大型のコガネムシ、更にオスの立派な触覚は見応えがある。
 こんなヒゲコガネなのだが、つかまえるとさらに“警告”の手段を持っているのだ。
 と言ってもミイデラゴミムシのように直接怪我をさせたりするものではなく、ちょっとおとなしく“鳴く”のである。
 カミキリは頭と胸をこすって音を出すのだが、ヒゲコガネは腹と翅をこすっているようである。


 白をバックにとったら、ちょっと見にくい動画になってしまった。
 そんなヒゲコガネのシーズンも今年は終わってしまった。

20140816

美しいハチ

 今月は色々あってすっかり更新が滞ってしまった。
 昨日調査で訪れた場所で久しぶりにじっくりとセイボウを見た。
 種類はイラガセイボウのようである。


 朝九時前の日陰だったのでまだ寝ていたようである。
 つつくと「うるさいなぁ。」というようにもぞもぞと動き出した。
 動きが鈍いので、手乗りバチにして遊んでみた。


 それにしてもなんと美しいハチだろう。
 盛んに触角を動かして何かを探しているかのように動き回っている。
 動きが面白かったので動画も撮影してみた。



20140929

2014年9月9日火曜日

カナブンとクロカナブン

 先月の終わり頃、雑木林でクロカナブンとカナブンの死体を見つけた。
 一般にクロカナブンとカナブンの違いは後脚の基部で見分けるのが一般的だ。
 カナブンの体色は変化が多いからだ。
 基節が離れているのがカナブンである。
 しかし、今回の死体を見て、後翅の色も違うことに気がついた。


 これがクロカナブンの死体。


 こちらはカナブンの死体。
 クロカナブンの後翅の方が青みがかって綺麗なのである。
 カナブンは普通の茶色っぽい感じ。
 こんなところにも差があるのは知らなかった。

20140824

2014年9月8日月曜日

中秋の名月ちょっと前

 ここのところ涼しい日が多くなり、今日はセミの声が全然しない。
 おそらくこの数日の涼しさで、セミはだいぶ減ってしまうのだろう。
 五月蝿さに慣れてしまうと、どうということはなくなってしまうが、聞こえてこなくなると寂しいものである。

 今日は「中秋の名月」であるが、この天気では今晩は月見できそうにない。
 昨日は夕方から晴れ間が広がり、ほぼまんまるの月を見ることができた。
 雲があったが、かえって幻想的な月夜になっていい感じだった。


 露出がうまく合わせられず、月が太陽のようになってしまった…

20140907

2014年9月1日月曜日

美しき緑

 個人的には緑色は好きである。
 そのため、ゼフィルス類、特にアイノやメスアカなんかは好きである。
 アカスジキンカメムシやアオカナブン、一部のカミキリなんかもそうである。
 そんな中で、アオドウガネも美しいと思う。
 でも、このアオドウガネ、あたっている光の種類によって結構色が違って見える。
 人工的な光の下では結構綺麗に見えるのだ。


 フラッシュを焚くと色彩がまるで変わってしまうので、手持ちで撮影したがやはりブレブレである。
 しかし、色彩は何とかうまく撮れたかな。
 こんな緑色が好きである。
 なんか眼の奥に染みこんでくるような感じがすきなのである。

20140824