2015年9月3日木曜日

そろそろ

 今日は午後から雨が降るという予報だったので、仕事のついでにいつもの公園に行ってみた。
 公園の脇の丘陵ではまだミンミンゼミが鳴いているが、公園ではセミは全く鳴いていなかった。
 セミを探してみると、オオカマキリの成虫がいた。


 お腹の大きさから見て、メスのようだ。
 なぜかカキの木の上の方に止まっていた。


 やっと見つけたのはアブラゼミ。
 その場にじっとしている。


 サクラの上の方にもう一匹のアブラゼミ。
 腹端の感じからメスのようだ。
 

 空には秋のような雲が。
 そろそろセミのシーズンも終わりなのだろうか。

20150903

2015年9月2日水曜日

コムラサキ

 先日、樹液を見に行った時のこと。
 サトキマダラヒカゲがたくさん来ていて、その中にちょっと変わったチョウがいた。


 よく見ると、コムラサキである。
 でも、オスなのかメスなのかよくわからない。
 曇の日なのでうまく光っていないのか?メスはもうちょっと淡い茶色だったか?


 フラッシュを焚いてみても光っていない。
 やはりメスか?
 それにしては腹が細いか?
 よく見るとちょっと紫色っぽいところがある。
 それでは、と頭側に回ってフラッシュ撮影してみた。


 見事に光っている。
 これが晴天の日ならば、もっと美しい写真が撮れたであろうに…

20150829

2015年8月28日金曜日

ハチの巣

 今年はハチが多いように思う。
 いつもより多くの巣も見かける。


 これは毎年良く見るキアシナガバチ。
 気が荒くなってくると結構厄介な奴ら。


 ウロに巣を作るモンスズメバチ。
 仕事の都合上、駆除を行うのだが、今年はすでに4箇所を駆除するも、まだ2箇所の残っている。
 夜間も活動するので夜襲をかけても無駄な種類でもある。
 よって夕方駆除を行う。
 ウロの中に巣があるので、全滅させたと思っても、巣を全部掻き出すことができないので巣が復活することもある面倒な奴ら。
 殺虫剤を巣に入れた後、巣があったウロを完全に塞ぐ必要がある。


 今年初めて見たチャイロスズメバチの巣。
 モンスズメと同じようにウロに巣を作っている。
 乗っ取り性のハチなので、元はモンスズメの巣だったのではないだろうか?
 あまりみられる種ではないので、静観していたくもあるがそれもできない。

2015.8.2(キアシナガバチ)、6(モンスズメバチ)、24(チャイロスズメバチ)

2015年8月27日木曜日

アオドウガネ

 先日仕事で立ち寄った場所にヤブガラシが絡まっていた。
 ヤブガラシには様々な昆虫が来るので、暇つぶしに眺めるには良い植物である。
 今回はアオドウガネを見つけた。


 昔より見る機会が多くなったような気がするのだが、気のせいだろうか?


 同じヤブガラシに別の個体を見つけた。
 何となく前翅の点刻が荒く、色も茶色がかっている。
 もしや別種か?と期待して持ち帰った。
 しかし前胸背後縁の縁取りや前翅の縁取り、毛の生え具合などからただのアオドウガネと見られる。
 コガネムシも奥が深い。

20150824

ミンミンゼミ

 今日もこの間行ってきた公園にセミの状況を見に行ってみた。
 夕方から雨という予報なので、午前中早目の時間に行ってみた。
 道路から公園を覗くと、保育園児がワンサカいた。
 これではゆっくり見られないかな、とも思いつつ、木にとまっているセミを探した。


 大好きなまだまだミンミンゼミはいるのだが、オスが少なくなってきた感じか…
 この写真もメス。
 かなり樹皮に似た色合いだ。


 同じ個体を別のアングルから撮影したもの。
 日中シンクロで撮影したものだが、緑色がきれいに出たように思う。
 ミンミンゼミはこの色といい、短く詰まった胴体というか、この形が好きなのである。


 これは別の日に撮影したオス。
 木にとまっていたのだが、死亡した個体であった。
 腹に白いものが沢山ついている。
 セミヤドリガにやられたものだろうか?
 翅の付け根の水色というか緑色がとても美しい。
 ツクツクボウシもこのへんがきれいな水色をしている。
 なぜここがこんな美しい色なのか、子供の頃からの疑問である。
 これは捕まえてみないとわからない色合いである。
 残念ながら標本にすると、すぐ退色してしまうのだが…

20150827

スケバハゴロモ

 ここ数日涼しい日が続いているが、朝晩にセミの鳴き声を聞くことが少なくなったように思う。
 セミの仲間は好きなので、ちょっと寂しい気もするが、また来年、と思い、我慢する。


 セミの仲間が好きなので、アワフキとかハゴロモの仲間も好きである。
 ハゴロモの中でも、アオバハゴロモはよく見るのだが、あまり食指は動かず。
 写真のスケバハゴロモは好きな種類の一つである。
 胸のくすんだ色も良いのだが、透き通った大きな翅は魅力的である。


ピンボケ写真であるが横から見た体つきはミニチュア版のセミである。
 この仲間の常で、つかもうとすると「ピンッ!」とジャンプしてどこかに行ってしまう。
 それでもいるところにはそこそこの個体数がいるので、別の個体で姿を楽しむことができる。

20150822

2015年8月18日火曜日

セミの季節

 昨日はひどい雨だった。この雨で、シーズン終盤のセミが大分ダメージを受けたのだはないかな、と思った。
 そこでお盆に家族でセミ採りに行った公園へ行ってみた。
 セミは相変わらず頑張って鳴いていたが、ミンミンゼミはだいぶ低いところで鳴いている個体が多かった。


 アブラゼミはまだ頑張っている。


 でも、なぜが樹名板の裏に入っているものも。


 地面に1匹のミンミンゼミが落ちていた。きれいな個体なのに、なぜ?


 蒸し暑い中、スズメが気持ちよさそうに水浴びをしていた。


 サルスベリが盛りを過ぎると、もう夏も終わりだなぁ、と思う。
 そう言えば昨日アオマツムシの鳴き声も聞いた。


 別の公園で羽化したばかりと思われるモモスズメを見つけた。いたずらしたら、思い切り排泄物をかけられてしまった…

20150818


2015年8月3日月曜日

西表島ツアー(その5)

 シロヘリハンミョウを見た浜辺でシロヘリハンミョウの撮影をしていると、コンクリート護岸の波打ち際に海藻とは違うものを見つけた。


 どうやらタマムシの1種らしい。
 とりあえず拾い上げてみる。
 おお!アオムネスジタマムシじゃないか!


 若干触角やふ節がかけているが、初めて見るし、いるかどうか気になっていたタマムシだ。
 早速拾い上げた。
 
 宿泊地の近くの樹木には、どうやらアオムネスジタマムシが抜け出たと思われる脱出痕がよく見られた。
 しかし、結局この集落ではこの1頭しか確認できなかった。
 個体数が少ないようには思えないのだが…


20150716

西表島ツアー(その4)

 今回の西表島で狙っていたもう1種類のハンミョウ。


 なんとか写真撮影を試みるも、小さいし、ちょこちょこ動くし、林内の道で暗い。
 しばらくはこんな感じしか撮れなかった。
 これではしょうがないので、色がおかしくなるのを覚悟で、フラッシュ撮影。


 ヒメヤツボシハンミョウである。
 前翅はトウキョウヒメハンミョウに似た色彩だが、頭~胸にかけてはハンミョウ独特の美しさを有している。
 このハンミョウはまだ1度しか採集したことはなく、しかも18年ほど昔で、標本も引っ越しのドサクサで、箱ごとどこかに失くしてしまっていた。


 何とか納得できる大きさで撮影できた。
 フラッシュを焚くと、前翅の色が派手に光ってしまっている。
 西表島では結局3種のハンミョウを確認できたのだった。

20150717

2015年7月28日火曜日

西表島ツアー(その3)

 宿泊施設から歩いて3分くらいのところに浜辺がある。
 その浜は砂浜なのだが、石を積んだ突堤が整備されている。
 浜にはこれといった昆虫はいないのだが、突堤にはいるのである。


 シロヘリハンミョウである。
 こいつらは岩浜に多いのだが、ここでは石でできた突堤に結構な数の個体数が見られた。
 シロヘリハンミョウは小さいし、ちょこちょこよく動く。
 なかなか撮影しづらい。
 やっと大きく撮れても、上の写真くらい。
 頑張ってみたが、あとはこんな程度。



 夕方行っても日差しは強いし、大汗をかきながらの撮影となった。
 しかし、しょぼい写真ばかりだ。

20150715,20150716

2015年7月22日水曜日

西表島ツアー(その2)

 これまであちこちで探したのだが、目的のタイワンヤツボシハンミョウは確認できず。
 下調べした記憶では樹林地内の道で、という感じだったので、樹林で探してみたが見つからず。
 浦内川の船上りではどうだろうかと思っていたが、船を降りる前にガイドの方のアナウンスで「この場所は国立公園の特別地区です。生き物のとることはできません。」とあったので、とりあえず見るだけでも、というか細い望みになっていた。
 しかし、そんなことはお構いなしに、船はどんどん上流に向かって走って行く。


 船にはツアーの方もいたようで、船を降りるとこの方たちは一団となって進んでいくが、止まるときも一団。
 よってしばらく遊んでやり過ごすことにした。
 そしてその後階段状のところに動くものを発見!
 

 ややっ!もしかして!?


 ドンピシャ!タイワンヤツボシハンミョウだった。
 しかし、確認できたのはこの1頭だけだった。
 島のあちこちで探したにも関わらず、結局この出会いのみであった。
 まぁ、見らてただけでも良かったということか。
 と、日記には書いておこう(古っ)。

201507017

西表島ツアー

 今年も夏の家族旅行に行ってきた。
 場所は西表島。
 今年期待していたのは、タイワンヤツボシハンミョウである。
 分布を広げているという事なので、期待大である。


 こちらは一番楽しかった浦内川。
 

 観光船で川をのぼり、目指すはマリュードの滝。
 カンピラ滝は子連れなので、最初から無理と判断。
 結果的には、自分があちこちで昆虫写真を撮ったりしていたので、マリュードにも着かなかった…
 写真は船で登った上流部。
 河床に丸い穴がたくさん見られ、そこに魚がいる。


 船で戻って、脇の道から見た浦内川。
 ヤシも見えて、亜熱帯!という感じである。
 なお、採れた昆虫などについては、また後程。

20150717

2015年7月13日月曜日

タマムシ

 最近枯木を見つけると、じっくりと眺める癖がついてしまった。
 この日もコブシと思われる樹木の枯木を上から下までじっくり眺めていると…



 いました!美しいヤマトタマムシ!
 いつ見てもきれいだが、バックが白っぽいとさらに美しさが引き立つ気がする。


 表は緑が中心だが、裏はオレンジの占める面積が広い。
 いずれにしても美しい。
 この個体はメスで、しきりと産卵をしていた。


 それにしてもどうしてこんなにうまく裂け目に産卵管を入れることができるのだろうか?
 それにもましてよく動く産卵管だ…

20150711

2015年6月29日月曜日

葛西臨海公園

 今年も懲りずに葛西臨海公園に行ってきた。
 狙いは去年同様あのカミキリである。
 しかし、またヌルってしまった。
 5月に行かないと見られないのか…

 昨年いたのはシロテンハナムグリだった。
 今年はカナブンがウヨウヨ。


 下草にとまっていたものをとりあえず撮影。
 でも、木にはこんなにとまっている。
 フラッシュを焚いたので色が不自然である。


カナブンの他に大物もいた。


 カブトムシである。
 この♂のみしかいなかったが、夜になるともっと出てくるだろう。

 帰り道、ネズミモチにハナムグリが飛んでいるのを見たので、チェックしてみた。


 去年こいつらがシロテンハナムグリであることは確認しているが、本当にそうなのか、シラホシである可能性はないか一応確認してみた。


 つかまえてみて形状を見るが、花粉だらけでよくわからない。
 小指の爪で頭盾のヘリをなぞってみる。
 確実に真ん中辺りでぽっこり凹んでいる。
 やっぱりシロテンか…

20150629






2015年6月15日月曜日

裏高尾

 今日は梅雨の中休み。
 天気が良いということで、ちょっと遠征してみるか、と、何年かぶりで高尾山に行ってきた。
 一般的な散策路は多くの人で賑わいそうなので、裏高尾へ。
 このへんは栗畑が多く、しかもまだ花が多く咲いている。
 そこで見かけたのは、ゼフィルスではなく…


 メスグロヒョウモンの♀だった。
 オスはよく見るのだが、メスは久しぶり。
 この他蝶はモンシロチョウ、キチョウ、モンキチョウなどを見たが、アサギマダラも飛んでいた。もうこんなところまで北上しているのか。
 トンボ類は見たいと思っていたミヤマカワトンボがいた。


 写真はメスで、オスも撮影したのだが、カメラの不調でデータが飛んでしまった。
 オスは腹がとてもきれいな金属光沢の緑色なのだが…
 この手のトンボは他にカワトンボがいた。


 
 ここのカワトンボは通常の翅(透明)の他、橙色型が出るようだ。


  翅の一部が白っぽくなっていて、そこがまた美しい。


 身体も白い粉がふいており、成熟すると翅の色が変わるのだろうか。
 トンボはいまいち詳しくないのでよくわからない。

 この他様々な昆虫を見たが、写真に撮っていないので…

20150615