2015年8月28日金曜日

ハチの巣

 今年はハチが多いように思う。
 いつもより多くの巣も見かける。


 これは毎年良く見るキアシナガバチ。
 気が荒くなってくると結構厄介な奴ら。


 ウロに巣を作るモンスズメバチ。
 仕事の都合上、駆除を行うのだが、今年はすでに4箇所を駆除するも、まだ2箇所の残っている。
 夜間も活動するので夜襲をかけても無駄な種類でもある。
 よって夕方駆除を行う。
 ウロの中に巣があるので、全滅させたと思っても、巣を全部掻き出すことができないので巣が復活することもある面倒な奴ら。
 殺虫剤を巣に入れた後、巣があったウロを完全に塞ぐ必要がある。


 今年初めて見たチャイロスズメバチの巣。
 モンスズメと同じようにウロに巣を作っている。
 乗っ取り性のハチなので、元はモンスズメの巣だったのではないだろうか?
 あまりみられる種ではないので、静観していたくもあるがそれもできない。

2015.8.2(キアシナガバチ)、6(モンスズメバチ)、24(チャイロスズメバチ)

2015年8月27日木曜日

アオドウガネ

 先日仕事で立ち寄った場所にヤブガラシが絡まっていた。
 ヤブガラシには様々な昆虫が来るので、暇つぶしに眺めるには良い植物である。
 今回はアオドウガネを見つけた。


 昔より見る機会が多くなったような気がするのだが、気のせいだろうか?


 同じヤブガラシに別の個体を見つけた。
 何となく前翅の点刻が荒く、色も茶色がかっている。
 もしや別種か?と期待して持ち帰った。
 しかし前胸背後縁の縁取りや前翅の縁取り、毛の生え具合などからただのアオドウガネと見られる。
 コガネムシも奥が深い。

20150824

ミンミンゼミ

 今日もこの間行ってきた公園にセミの状況を見に行ってみた。
 夕方から雨という予報なので、午前中早目の時間に行ってみた。
 道路から公園を覗くと、保育園児がワンサカいた。
 これではゆっくり見られないかな、とも思いつつ、木にとまっているセミを探した。


 大好きなまだまだミンミンゼミはいるのだが、オスが少なくなってきた感じか…
 この写真もメス。
 かなり樹皮に似た色合いだ。


 同じ個体を別のアングルから撮影したもの。
 日中シンクロで撮影したものだが、緑色がきれいに出たように思う。
 ミンミンゼミはこの色といい、短く詰まった胴体というか、この形が好きなのである。


 これは別の日に撮影したオス。
 木にとまっていたのだが、死亡した個体であった。
 腹に白いものが沢山ついている。
 セミヤドリガにやられたものだろうか?
 翅の付け根の水色というか緑色がとても美しい。
 ツクツクボウシもこのへんがきれいな水色をしている。
 なぜここがこんな美しい色なのか、子供の頃からの疑問である。
 これは捕まえてみないとわからない色合いである。
 残念ながら標本にすると、すぐ退色してしまうのだが…

20150827

スケバハゴロモ

 ここ数日涼しい日が続いているが、朝晩にセミの鳴き声を聞くことが少なくなったように思う。
 セミの仲間は好きなので、ちょっと寂しい気もするが、また来年、と思い、我慢する。


 セミの仲間が好きなので、アワフキとかハゴロモの仲間も好きである。
 ハゴロモの中でも、アオバハゴロモはよく見るのだが、あまり食指は動かず。
 写真のスケバハゴロモは好きな種類の一つである。
 胸のくすんだ色も良いのだが、透き通った大きな翅は魅力的である。


ピンボケ写真であるが横から見た体つきはミニチュア版のセミである。
 この仲間の常で、つかもうとすると「ピンッ!」とジャンプしてどこかに行ってしまう。
 それでもいるところにはそこそこの個体数がいるので、別の個体で姿を楽しむことができる。

20150822

2015年8月18日火曜日

セミの季節

 昨日はひどい雨だった。この雨で、シーズン終盤のセミが大分ダメージを受けたのだはないかな、と思った。
 そこでお盆に家族でセミ採りに行った公園へ行ってみた。
 セミは相変わらず頑張って鳴いていたが、ミンミンゼミはだいぶ低いところで鳴いている個体が多かった。


 アブラゼミはまだ頑張っている。


 でも、なぜが樹名板の裏に入っているものも。


 地面に1匹のミンミンゼミが落ちていた。きれいな個体なのに、なぜ?


 蒸し暑い中、スズメが気持ちよさそうに水浴びをしていた。


 サルスベリが盛りを過ぎると、もう夏も終わりだなぁ、と思う。
 そう言えば昨日アオマツムシの鳴き声も聞いた。


 別の公園で羽化したばかりと思われるモモスズメを見つけた。いたずらしたら、思い切り排泄物をかけられてしまった…

20150818


2015年8月3日月曜日

西表島ツアー(その5)

 シロヘリハンミョウを見た浜辺でシロヘリハンミョウの撮影をしていると、コンクリート護岸の波打ち際に海藻とは違うものを見つけた。


 どうやらタマムシの1種らしい。
 とりあえず拾い上げてみる。
 おお!アオムネスジタマムシじゃないか!


 若干触角やふ節がかけているが、初めて見るし、いるかどうか気になっていたタマムシだ。
 早速拾い上げた。
 
 宿泊地の近くの樹木には、どうやらアオムネスジタマムシが抜け出たと思われる脱出痕がよく見られた。
 しかし、結局この集落ではこの1頭しか確認できなかった。
 個体数が少ないようには思えないのだが…


20150716

西表島ツアー(その4)

 今回の西表島で狙っていたもう1種類のハンミョウ。


 なんとか写真撮影を試みるも、小さいし、ちょこちょこ動くし、林内の道で暗い。
 しばらくはこんな感じしか撮れなかった。
 これではしょうがないので、色がおかしくなるのを覚悟で、フラッシュ撮影。


 ヒメヤツボシハンミョウである。
 前翅はトウキョウヒメハンミョウに似た色彩だが、頭~胸にかけてはハンミョウ独特の美しさを有している。
 このハンミョウはまだ1度しか採集したことはなく、しかも18年ほど昔で、標本も引っ越しのドサクサで、箱ごとどこかに失くしてしまっていた。


 何とか納得できる大きさで撮影できた。
 フラッシュを焚くと、前翅の色が派手に光ってしまっている。
 西表島では結局3種のハンミョウを確認できたのだった。

20150717