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2017年3月9日木曜日

志賀昆虫

 整理した標本を収める標本箱を買いに、滋賀昆虫に行ってきた。
 昔は渋谷にあった志賀昆虫も、現在は戸越銀座に移転している。
 久しぶりに戸越銀座に来て驚いたのは、駅の様相がまるで変わっていたことだ。


 こんな感じですっかりきれいになってしまっていた。
 東急池上線の駅はこんな感じが多く、昭和な感じが好きなのだが…


 標本箱を購入し、家で標本にラベルを付け、標本箱に収めた。


 ついでに昨年標本にしたセミ類も標本箱に収めた。写真は娘が採集したアブラゼミ。
 他の個体に比べて赤みが強い個体である。

20160309

2014年8月19日火曜日

ハチ2種類

 今日、家の玄関脇の伸びきったムラサキシキブの剪定を行っていると、花に執着しているハチがいた。
 こちらとしては、友好的にやり過ごす気でいたが花が揺れるとこちらに威嚇的に飛んでくることが多く、作業にならなかった。
 仕方なく捕獲し、殺処分することにした。
 その後しばらくすると家の外壁にうろついている大型のハチがいた。
 コイツ、外壁に穴開けて巣を作る気か?ということでこのハチも捕獲した。


 セグロアシナガバチとオオハキリバチである。
 オオハキリバチは既存の穴を利用して営巣するようである。
 濡れ衣で殺してしまった。
 しかし、こいつが来るということは外壁の何処かに穴があるのだろうか?


 それにしても凄い大顎である。
 マツ類のヤニを集めるだけでは大きすぎる気がする。
 両個体ともきちんと標本にすることとした。

20140819

2014年4月21日月曜日

モモブトカミキリモドキ

 15日に採集したモモブトカミキリモドキの展足が終わったので、スキャンしてみた。




 最後の画像は♀である。
 こうしてみると♂は後ろ脚の腿だけでなくスネも太いことがわかる。
 また、老眼のせいか肉眼だと分からなかったのだが、前胸背板に一対の窪みがあることも分かった。
 しかし、小さい昆虫の展足はうまくいかない。

2014年1月21日火曜日

トンボも作ってみた

 随分昔にスキャンしたトンボの標本画像もあったので、甲虫と同じように図鑑のように並べてみた。
 トンボは色が変わりやすいので、できるだけ新鮮な内にスキャンするのが重要だ。


 今回は、オニヤンマ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、ヤブヤンマ、オナガサナエ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボでいっぱいになってしまった。

アオオサムシ

この間展足したアオオサムシのスキャンを行った。



 若干脚が不揃いになってしまった。
 光沢の強い種類だと反射が強く、中々思った色合いになってくれない。
 この個体はオスで前脚のふ節が幅広になっている。
 これは近縁のハンミョウ類と同じようである。
 
 それにしても掃除したつもりでも残ってしまっている綿のクズ、標本写真としてはダメだなぁ。

図鑑

 これまでスキャンした標本を図鑑風に並べてみた。
 今のところ甲虫だけであるが、これはこれでいい感じ(自己満足)である。
 昨年はこんな事やろうと思っていなかったので、ほとんどの標本をスキャンせずに身体に針を挿してしまった。
 今年はスキャンを前提に標本作りを行うことにしよう。


2014年1月15日水曜日

アオオサムシ

 今日は久しぶりにゆったりできたので、オオカマキリに続いて冷蔵庫に入れていたアオオサムシの展足も行った。
 これも11月に採集したものであったが、密閉容器の中にはあったもののやや硬くなっていた。
 そこでいつものように軟化作業を行い、展足。
 生展足を行うより軟化のほうが展足はやりやすいような気がする。
 特に触角などは素直にすっと伸びて思い通りの形になりやすい。


 そして一応形が整ったのがこの状態である。
 よく見ると前翅のシワが複雑で面白い。
 拡大写真が取れないところが悔しいところである。

2013年11月13日水曜日

セアカヒラタゴミムシの2

 昨日展足したセアカヒラタゴミムシ。昨日は虫ピンで体を押さえていたこともあり、触角などの形状修正が不十分だった。今日はある程度身体が固まったことを見越して微修正。


 こんな感じに仕上がっている。触角はまだ修正の余地ありだが、これ以上いじるとポッキリいってしまいそうなのでこの程度で終了。髭類もちょっと整えた。
 他に展足しているものがこれ。


 ムネアカセンチコガネのオス。これは昆虫文献六本脚から出版されている「日本産コガネムシ上科図説(普及版)」に書かれている標本の作成法に基づいて標本作りを行っている。左前脚のふ節が失われているのがちょっと残念。


 この虫の魅力はオスの頭部にちょっと突き出たツノと前胸背板の肩にあるイボ。小さいくせに魅力的な形状である。色彩も結構気に入っている。

2013年11月12日火曜日

セアカヒラタゴミムシ

 先日退社しようとすると明かりの下にセアカヒラタゴミムシがいた。このゴミムシはよく見るのだが、それゆえに捕まえてはいなかった。10月末であったので、そろそろ見納め?という感じもあって捉えた。
 肉類を食べる昆虫は標本にした後結構臭いがきつくなる。このため腹の中をすべて出させて少しでも臭いを抑えようと考え餓死させることにした。
 死んだ後はこの状態で固まっていた。まるで生きているようである。



 これをいつもどおりの軟化を行い展足しているものがこれである。


 これもスキャンする予定であるので体に虫ピンは刺していない。
 このゴミムシは個体によって色彩差が多く、この個体は翅の色が黒っぽい。
 ゴミムシ類は最近脚はどのように揃えるのがトレンドなのだろうか?

コクワガタスキャン

 今年採集したコクワガタのうち、最近展足したものをスキャンしてみた。スキャン用の標本は展足する時に体に虫ピンを打つことができないという制約がある。自分としては虫ピンを打ったほうが体が固定され展足しやすいのではあるが、虫ピンを打っては虫ピンが邪魔でスキャンできないので、しょうがないといったところ。
 まずは背面。


 小さいものから並べてみた。この写真では4匹並んでいるが、実際には全て個体ごとにスキャンをかけている。注意しなくてはいけないのは、スキャンする時のdpiの数値を統一しておくことである。
 そうしないと後でこのように並べた時に同じスケールで並べることができなくなる。ちなみにこれらは1,200dpiで取り込んでいる。
 腹側もスキャンしている。


 ふ節の裏側はオレンジ色の毛が生えていて綺麗である。一番大きな個体の足が綺麗に揃っておらず、気に入らない。

2013年10月25日金曜日

ヒゲコガネ

 「ヒゲコガネ」 名前の通り、オスには立派な触角が生えている。昨年通勤途中でたまたま見付けて「都内にもいるのか!」と驚いた。
 昨年捕まえたものを展足してあったのだが、展足の具合が気に入らず今日やり直しをした。やり直しは前に紹介した「シール剥がし」に漬け込む方法である。


 いつものように化粧用のパフを使って展足をやる。コガネムシ類の場合(オサムシ類もかな)、脚が、特に前脚が全体的に持ち上がっていたほうが見栄えが良くなる気がする。そのため、パフは厚めのものを使い、体がよく沈むようにはさみで切込みを入れ、そこに体を沈めてから脚を整えている。
 今回はこの後スキャニングができるように体にピンを刺していない。


 それにしてもオスは立派な触角である。写真は当然のことながらオス!


 触角の他、体の模様も美しいと思う。茶色い翅に白い砂をまぶしたようでシブイ!
 昨年はそこそこの数のヒゲコガネが路上に落ちており、生きているのやら死んでいるのやら拾い集めていたが、今年は個体数が少なかった。手に入れたのは1♀のみである。昨年最後に見たのが9月15日だから、もう確実に今年は新たに見ることはないだろうなぁ。
 それにしてもいつも通勤途中で思うのだが、かなりたくさんの昆虫が路上で踏まれて死んでいる。 つい「もったいないなぁ」と思ってしまうのだが、もし生きていれば自分が通過した時間にそこにいないかもしれないわけで、複雑な気持ちである。でもやはり「もったいないなぁ」と思ってしまうのである。

2013年10月22日火曜日

標本箱

 これまで計画倒れになっていた志賀昆虫行きを今日やっと実行できた。無事ドイツ箱を購入。
 これでやっとチョウを展翅板から外すことができる。
 移した状態がこれである。


 並べ方が雑然としているが、これが今年採集したチョウ全てである。
 種類が少なく、奄美のやつに偏っているなぁ…(箱の下の方にアカボシゴマダラが入っているが、これは東京産のものである。さすがに奄美のやつは持っていない。)

2013年10月20日日曜日

スキャニング

 今週は風邪を引き、3日間寝込んでいた。今年の風邪は喉に来るらしく、喉の痛みがひどかった。
 寝込んでいる間、昔のデータを見ていると昔やっていた昆虫の標本をフラットベットスキャナで読み込んだものを見つけた。久しぶりにやってみたくなり、今使っているプリンター・スキャナ一体型のものでやってみたが、被写界深度がものすごく浅く、使い物にならなかった。調べてみるとセンサーが「CCD」ではなく、「CIS」であった。
 仕方なく昔使っていたものを引っ張りだしてみた。これはセンサーが「CCD」であるので、深度は稼げる。
 引っ張りだしてみると、スキャニング面のガラスの内側がカビていた… そのままスキャンしてみると画像がぼやけて使い物にならなかった。
 スキャナーをばらしてガラスの掃除を行いスキャンしたものがこれ。個人的には結構好きな昆虫である。


 ムネアカセンチコガネの雌である。これくらい小さいものだと全体的にピントが合って見える。また、物が小さいのでそこまで必要ないか、と思いつつも1,200dpiで取り込んでみた。


 腹側もスキャンしてみた。実はスキャン中に右中脚のふ節が取れてしまったのだが、そこはデジタル。左脚側をコピーして、左右反転してくっつけるとご覧のように何事もなかったかのようになってしまう。
 あとは背景にうっすら出る影が気になるところだが…

2013年8月25日日曜日

展足2

 先日通勤途中でコクワガタを見つけた。仰向けになって既に死んでいたが、せっかくなので拾って帰って来た。こういう場合、死んでまもなくだとそれ程問題はないのだが、時間が経ったものは乾燥から身体が固まってしまっていることが良くある。
 でもちょっとした処置を行うことで、生品と同じように展足することができる。で、処置を行って展足中のものがこれ。
処置の方法はある薬品につけるだけである。どこかのサイトで切手剥が軟化剤になると書いてあり、文房具店を探したところ品は違うものの同等のものを見つけることができた。

成分としては界面活性剤である。この成分が関節等に急速に浸透し、湿潤した状態となり柔らかさが取り戻されるということだろう。水につけるわけではないのでカビもそれ程心配ではないと考えられる。
 30mlで300円ちょっとというのもなかなかいい感じである。
 今回はフィルムケースに切手剥がしを注ぎ、約1時間半コクワガタを漬けておいた。附節や触角まで柔らかくなって問題なく展足できた。

2013年8月20日火曜日

展足

 標本作りは結構面倒な作業である。本来その種の特徴などを調べやすい形状に整えることが展翅・展足のやり方だと思う。でもそれとは別に綺麗に見せたいという欲もあり、種類によっては脚の伸ばし方などがまちまちになってしまう。
写真は現在展足中のアカアシオオアオカミキリ。中脚と後脚の兼ね合いがどうも難しい。基本的に左右対称は大原則であるがこれもなかなかうまくいかない。

2013年7月23日火曜日

やっと

 今朝アオスジアゲハを展翅して、奄美で採った昆虫の標本作りがやっと終わった(リュウキュウツヤハナムグリは除く)。しかし南方のアオスジアゲハの「アオスジ」は色が鮮やかで美しい!
今回美しいなぁと思ったのはこのナガサキアゲハ・メス。見事に白化している。白化も素晴らしいが前翅付け根の赤い紋も美しい。この個体、昨日展翅したのだがまだ生きていた。すごい生命力。
久し振りに捉えたツマベニチョウ。奄美大島は道路にハイビスカスを植えている所が多く、ツマベニチョウが多かった。幸いにも三角紙の中で糞をすることなく、翅は綺麗なままで持って帰ってくることができた。
ちなみに今回は現地の百均でシール容器を手に入れ、蝶の入った三角紙を収容。ホテルの部屋に備え付けの冷蔵庫で保管し、自宅でも冷蔵庫で保管しておいた。このおかげでシジミチョウに至るまで軟化展翅を行わず、生展翅を行うことができた。