2013年11月12日火曜日

コクワガタスキャン

 今年採集したコクワガタのうち、最近展足したものをスキャンしてみた。スキャン用の標本は展足する時に体に虫ピンを打つことができないという制約がある。自分としては虫ピンを打ったほうが体が固定され展足しやすいのではあるが、虫ピンを打っては虫ピンが邪魔でスキャンできないので、しょうがないといったところ。
 まずは背面。


 小さいものから並べてみた。この写真では4匹並んでいるが、実際には全て個体ごとにスキャンをかけている。注意しなくてはいけないのは、スキャンする時のdpiの数値を統一しておくことである。
 そうしないと後でこのように並べた時に同じスケールで並べることができなくなる。ちなみにこれらは1,200dpiで取り込んでいる。
 腹側もスキャンしている。


 ふ節の裏側はオレンジ色の毛が生えていて綺麗である。一番大きな個体の足が綺麗に揃っておらず、気に入らない。

ブッスリ!

 そろそろ寒さも厳しくなり、昆虫には厳しい季節。餌もだんだん少なくなる中まだまだたくさんの花をつけているのはアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)。
 そのアベリアに来ていたのはクマバチ。自分ではクマバチは春~夏にいるイメージで、11月に見るというのはちょっとびっくりした。アベリアの蜜を一生懸命吸っている。



 クマバッチってアベリアから吸蜜できるほど口吻が長かったかな?と思ってよく見てみると…


 やはり盗蜜をやっていた。花の根元に口吻をブッスリ!これでは花も蜜の取られ損である。

2013年11月6日水曜日

やれやれ

 先月29日に書いたレジンであるが、2回めのレジンを注ぎ、型から外してみた。



 型から外す前のムネアカセンチコガネ。白い点が目立つ。う~ん、嫌な感じ。


 型はシリコン製。本来の用途は弁当のおかずを小分けにするためのもの。このようにベロンとすると簡単に外れる。


 型から外したコクワガタ。気泡だらけじゃないか!


 こちらはムネアカセンチコガネ。やはり気泡が多い… 前翅の条に気泡が並んでいるのはいただけないなァ。
 ドライヤーで十分に温風を当て気泡を取り除いたはずなんだけど、まだまだ成功といえる域には程遠いようだ。

2013年11月3日日曜日

深まる秋

 先日、暖かな日差しの中仕事で野外を歩いていた。秋も深まっており、見られるチョウは少なかった。
 そんな中でよく見ることができたのはこの蝶


 キク科の植物で一生懸命吸蜜しているキタキチョウ。昔はただのキチョウだったが、名前が変わった。


 翅の上端が切れてしまったが(頭に集中してシャッターを切ってしまった)、一生懸命吸蜜している様子。このまま冬をこすのだろうから餌があるうちに頑張っておくのだろう。


 こちらはウラナミシジミ。このチョウは成虫で越冬することはできないから、もうすぐ寿命が終わってしまうのだろう。
 
 もう見られる蝶の種類は限られる様になってきてしまった。寂しいなぁ…

2013年11月1日金曜日

はっぱ

 先日外を歩いていると、ヤマブドウの葉であろうか、きれいに見えた。


 時刻は昼を回っており、半逆光になった葉は透過した部分と影になった部分がきれいだった。


よく見るともっとコントラストの強い葉もあったので、これも撮影。でも腕が悪く美しさが上手く写真に出ない…

 しばらく歩くとコガタスズメバチの巣が落ちいていた。


 先日の台風で落ちたものだろう。中に1つだけ成虫の死体が残っていた。
 今年も虫のシーズンが終わっていくんだなぁ…

2013年10月29日火曜日

レジン

 博物館なんかでよく売っているもの。透明な樹脂の中に昆虫が入っているもの、それを作ってみた。
 方法は商品名「透明エポキシ樹脂(田宮模型)」を使う方法。これは一般的にレジンと呼ばれているもの。
 主剤と硬化剤を混ぜて透明な樹脂を固める。こう書くと簡単だけど撹拌している時に気泡が発生し、これを除去するなど手はかかる。

 まず主剤と硬化剤を示された割合(この製品の場合2:1)でとり、混ぜる。比率が違ってしまうと固まらなかったり、表面がべたついてしまうらしい。
 気泡を取る方法は容器を温めたり、ドライヤーで暖かい風を当てるなど。今回はドライヤー作戦を採用。

 何を封入するかによって順序は色々あるらしいが、今回は台座になる部分を作って、そこに封入物を浮かべ、固まった後その上からまた封入物が埋まるまでレジンを注ぐ。
 今日行ったのは封入物を浮かべるまでである。

 今回はこの2つをやってみた。



 これは先日スキャンしたコクワガタ♂



 それからスキャン画像を紹介したムネアカセンチコガネ。

 仕事の関係で花もやっている。


 これはジュウガツザクラという秋から冬に咲くサクラ。この花は樹脂で花びらがやや透明になってしまうところが難と言えば難。それと浮かせた花が移動して真ん中から逸れ易いことか。

ホシホウジャク

 朝仕事に出てみると、地面にゴミのようなものが落ちていた。近づいてみると「ホシホウジャク」だった。
 死んでいるのかと思ったら、なんとか生きている。指を差し出すと指先に止まった。


 右の前翅の先端の鱗粉がとれているが、きれいな個体である。


 うまく色が出なかったが、濃い茶色の帯模様の所に緑色が入っていて、苔の生えた樹木のようである。この色合がとても綺麗である。何ともオヤジ好みの渋色!


 複眼にも模様が入っている。よく見ると凝ったカラーリングである。


 ホウジャクの仲間やオオスカシバはなぜ腹端に毛の束をつけているのだろうか?ちょっとエビっぽい?