雑木林にはまだスズメバチがいるか確かめるため、樹液の出ているコナラに行ってみた。オオスズメバチはまだ3頭ほどいたが、あるガが多く見つかった。
画面のほぼ中央にとまっているのがおわかりいただけるだろうか?
正体はこれ。「コシロシタバ」である。成虫は7月ころから見ているが、全く見られない時もある。今年は昨年に比べて数が多いように感じる。
上翅中央の白斑が綺麗である。昼間はこのようにコナラやクヌギの幹にとまっているので、全く上手い保護色になっている。
ギザギザに入っている黒い線も樹皮の裂け目に似ていて、上手いカラーリングである。
後翅は黒地に白い扇型の円弧の様な模様が入っていてこれも美しいのだが、残念ながらこの状態では見ることができない。
この蛾の仲間は「カトカラ」と呼ばれて後翅には黒地に黄色やピンク色の模様が入り美しいことからファンが多くいる種類で、自分のようにきれいな昆虫はとりあえず採ってみたい人には要注意グループである。
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