今年最初の昆虫ネタはゴマダラチョウにした。
オオムラサキに近いタテハチョウで、羽化して間もないオスの表面はうっすら紫色に光りを反射する。
中学~高校にかけてよく行っていた雑木林があった。
自分の住んでいる場所は団地だったので、ケヤキやクロマツは植栽されているのだが、クヌギやコナラなどいわゆる雑木林の種は殆どなかった。
その雑木林は家からは自転車で20分位のところであったが、目の前は水田でいろいろな昆虫がいた。
畑のそばにはクヌギとエノキがあり、そこによく舞っていたのがこのゴマダラチョウである。
いるときはたくさんいるのだが、全くいない時もあり、キタテハなどより貴重な種であった。
なぜか中々写真に撮ることができない種類というイメージが有り、初めて写真にとった時は結構感動したものであった。
ある日いつものようにゴマダラチョウを見ようとこのクヌギに行くと、伐り倒されてクヌギはなかった。
茫然としつつも、自然破壊だ!などと思っていたが、雑木林の本筋からいけば伐り倒されても何の不思議もないのだが、当時はそんな雑木林に対する知識は全くなかった。
それ以降は中々見る機会はなかったのだが、社会人になってからは再び観察することができるようになり、嬉しく思っている。
このチョウの特徴の一つに複眼と口吻が黄色であることがある。
この色が自分ではとても綺麗に見えて、それも好きである重要な要素であるのだ。
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