子供の頃、夏になるとカブトムシやクワガタを飼っていた。
その頃は今のように飼育用のプラステックケースなんて中々手に入らなかったので、たらいにプラスチックの板を載せて飼っていた。
採れていたクワガタはこのノコギリクワガタと、コクワガタだった。
餌も当然カブトムシゼリーなんか売っていないから、家族の食べたスイカやメロンの皮を与えていた。
子供がそんなに甲斐甲斐しく世話をするわけもなく、これらの餌はよく腐り、ショウジョウバエの天国となっていた。
夜になるとガサガサうるさいから、たらいはベランダに出されていた。
朝になって様子を見ると、大概たらいの上にはどこからか飛んできたノコギリクワガタが乗っていた。
採集に行かずとも毎日クワガタが増えていく、そんな時代だった。
小学校1、2年生の頃だったろうか。
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